メールクリーナーアプリの選び方
メール管理において「絶対にベストなアプリ」は人によって異なります。必要な機能や使い方が違うため、ある人に最適なアプリが別の人にも最適とは限りません。
ただし、どのメールサービスを使っていても、多くの人が求める中核機能は共通しています。たとえば一括削除、受信トレイ整理、迷惑メール対策、配信停止などです。
この一覧では、幅広いメールサービスとOSに対応し、整理とブロックの両面で使え、購読停止やスパムの分類にも対応している選択肢を重視しました。あわせて、プライバシー、セキュリティ、サポート品質も評価しています。
多数の候補を検証した結果、以下のアプリをおすすめします。
- Clean Email: 総合評価ベスト
- Mailstrom: シンプル操作で使いやすい
- Sanebox: メッセージ優先度管理に強い
- Leave Me Alone: 配信管理に特化
- Chuck Email: すばやい整理向け
- Shortwave: GmailのInbox Zero向け
- Canary Mail: AI機能が充実
- BlueMail: タスク管理と併用しやすい
- Triage: スワイプ中心で簡単整理
受信トレイ整理におすすめの9アプリ
1. Clean Email
料金: 無料トライアルあり。月額・年額のプランを提供。
Clean Email はメール管理アプリとして非常に優秀です。受信トレイ整理だけでなく、スパム対策や自動化にも対応しています。
Clean Email は基本的なGmail整理機能以上の機能を提供します。主な機能は次のとおりです。
- クリーンアップの提案 — 利用パターンを分析し、最適な整理アクションを提案します。削除・アーカイブしやすいメール群を自動で見つけ、整理作業を効率化します。


- 自動クリーン — 受信トレイの自動化ルールを設定し、指定した条件で処理を実行できます。時間を節約しながら、メールを常に適切な場所へ振り分けできます。


- 購読停止 — ニュースレターや販促メールの送信元を一覧化し、1クリックで購読停止・受信継続・一時停止を選べます。残りの処理は Clean Email が行います。


これらは機能の一部です。Clean Email はGmail、iCloud、Yahoo、Hotmail、AOL、Outlookなど、IMAPベースの主要メールアカウントに対応しています。
- 整理・削除・分類を支援する機能が豊富
- 自動化ルールに対応
- 高度なメールフィルタ機能
- セキュリティと安全性を重視
- Windows向けネイティブアプリはなし
2. Mailstrom
料金: 無料トライアルあり。有料プランは1アカウントあたり月額$9から。
対応環境: Web
Mailstrom は受信トレイ整理向けツールで、複数メールに同時アクションを適用できます。

使い方はシンプルで、受信トレイを接続するとメールを取り込み、左メニューで送信者・件名・サイズなどの軸でグループ化できます。
作成されたメール束に対して、移動・削除・アーカイブ・ブロック・購読停止をまとめて実行できます。一括削除に向いています。
Gmail、Outlook、Yahoo、AOL、iCloudなど多くのIMAPサービスに対応しますが、POPには対応していないため、一部サービスは接続できません。
- 受信トレイの並べ替え方法が多い
- 複数メールに同じ操作を簡単適用
- 後で処理するスヌーズ機能が便利
- プライバシー重視
- 継続運用向けの自動化ルールがない
- ダウンロード型アプリではない
- 複数または全購読の同時解除に弱い
Clean Email と Mailstrom の比較も参考にしてください。
3. Sanebox
料金: 無料トライアルあり。有料は1アカウント月額$7から(機能制限あり)、フル機能は月額$36。
対応環境: Web、iOS
SaneBox は受信トレイを整えたい人に向くアプリで、重要メールの優先表示とノイズ削減に強みがあります。
初期設定後、メール処理の傾向を学習し、優先度に応じてフォルダへ自動振り分けします。

重要メールだけを受信トレイに残し、重要度の低いメールは「SaneLater」へ移動します。ニュースレターは「SaneNews」、CC中心メールは「SaneCC」に分類されます。
Email Deep Clean機能では、古いメールや大容量メールを整理し、容量を圧迫するメールをまとめて削除できます。


SaneBoxはIMAP対応サービスで使えるため、主要メールプロバイダーの多くで利用できます。
- Email Deep Cleanで一括削除しやすい
- リアルタイム優先度管理
- 学習ベースの自動分類
- 高度なスヌーズ機能
- 利用開始時の設定が必要
- 一括整理向けフィルタが限定的
- 高度機能は高額プラン依存
- ニュースレターの購読停止は弱い
4. Leave Me Alone
料金: 無料トライアルあり。有料は月額$9から。
対応環境: Web
購読メールの停止と管理に特化したいなら、Leave Me Alone が使いやすい選択肢です。メールアドレスで登録(アプリパスワードが必要)し、一覧化された購読メールを送信者単位で停止または保持できます。


「Rollups」機能では、購読メールを週次ダイジェストにまとめて1スレッドで確認できます。
一方で、対応範囲は購読管理が中心で、古いメール・大容量添付・休眠連絡先などの総合整理には向きません。
AOL、Gmail、iCloud、Outlook、Yahooなど主要プロバイダーで利用できます。
- 購読管理に強い
- UIがシンプルで分かりやすい
- Rollupsで受信トレイ整理しながら情報を保持できる
- 不要メール向けのブロックリストを作れる
- 購読管理に機能が偏る
- 一括整理や高度な受信トレイ管理は弱い
- 初期設定でアプリパスワードが必要
5. Chuck Email
料金: 機能制限付き無料版あり。Proは月額$9.99から。
対応環境: macOS、iOS
Apple製品中心で使うなら、Chuck Email は候補になります。フィルタ、購読停止、メッセージグループ化など、主要機能を備えています。


特徴は複数受信トレイの統合です。アカウントをまとめて追加し、1つの画面で横断的に表示・並び替え・管理できます。


ただしローカル処理のため、1回に処理できる件数が数千件規模に限られ、大規模受信トレイでは時間がかかります。デスクトップ側はMailstromに依存し、モバイルと体験が分断される点もあります。
Gmail、AOL、Yahoo、Comcast Xfinity、Outlook、Mail.com、Office365、Fastmail、iCloudなど、多くのIMAPサービスに対応しています。
- 無料で使い続けられるプランがある
- 複数アカウントを1受信トレイへ統合
- 主要な管理機能を一通り搭載
- 一部機能はPro契約が必要
- 購読停止時に自動削除されず手作業が必要
- 自動化機能がない
- デスクトップは実質Mailstrom依存
Chuck Email と Clean Email の違いも確認できます。
6. Shortwave
料金: 個人向け無料版あり。個人向け有料は月額$8.50から、法人は1ユーザー月額$18から(いずれも月払い時)。
対応環境: デスクトップ(Windows/Mac)、iOS、Android
Shortwave はInbox Zeroを目指すための整理特化アプリです。独自のShortwave Methodでメールを構造化して管理します。


📌 ただし、他の競合と違って 定期的な不要メールの自動削除・自動アーカイブルールは設定できません。
新機能の stars と todos は、軽いタスクと重いタスクを分離して管理できます。
✅ Stars は優先タスクを上部に固定表示し、日中に見失いにくくします。
✅ Todos は関連スレッドを名前付きでまとめ、より大きな作業単位で管理できます。
Inbox Splits、bundles、delivery schedules など、高度な整理機能も備えています。
AI Assistant では、返信提案、下書き作成、長文スレッド要約、会議調整、カレンダー管理が可能です。
機能は強力ですが、ワークフローへの習熟に時間がかかる場合があります。また、Gmail専用で他プロバイダーには対応しません。
- 整理・ラベル付けの選択肢が多い
- Stars/Todosで受信トレイ管理しやすい
- Inbox Splitsやbundleなど高度機能
- AI Assistantで定型作業を効率化
- Gmailでしか使えない
- 学習コストが高め
- 自動化ルールがない
7. Canary Mail
料金: 個人向け無料版あり。有料は年額$36から(月額プランなし)。
対応環境: Windows、Mac、Android、iOS
AI機能を備えた無料アプリを探すなら、Canary Mail も有力です。優先メール抽出、長文要約、返信補助などを提供します。


整理機能では Bulk Cleaner により複数メールの選択・削除を一度に実行でき、送信者単位やドメイン単位のブロックにも対応します。
また、end-to-end encryption、PGP、SecureSend など、セキュリティとプライバシー面も強化されています。
主要プロバイダーに対応し、複数アカウントを統合受信トレイで管理できます。
- AIを活用した整理・優先度機能
- 暗号化やHIPAA/GDPR準拠などセキュリティが強い
- メール整理機能が豊富
- 機能が多く習熟しづらい
- 自動化は他製品より弱め
- 送信取り消しは不可
8. BlueMail
料金: 無料プランあり。有料は月額$5から。
対応環境: Windows、Mac、Android、iOS、Linux
BlueMail はメール整理とタスク管理を一体化したアプリです。メール外で発生する作業も扱いやすく、受信トレイに抱え込みすぎるのを防げます。


Get Stuff Done 機能では、対応が必要なメールにフラグを付けてタスクリストへ登録し、指定時刻にリマインドを受け取れます。完了にすると受信トレイから外せます。
Clusters(送信者/種類ごとのグループ化)や Unified Inbox(複数アカウント統合表示)も利用できます。
One-Tap Unsubscribe で不要配信を解除し、GemAI で要約や下書き補助も可能です。
IMAP/SMTP/Exchange ActiveSync/POP3 に対応し、主要な環境で使えます。
- タスク管理を内蔵
- 複数アカウントを統合管理
- 送信者・種類ごとのクラスタ表示
- AIアシスタント搭載
- プライバシーに配慮
- 自動化ルールがない
- 購読停止機能は限定的
9. Triage
料金: 無料版あり。有料は年額$11.99で追加機能を解放。
対応環境: iPhone
Triage はカードUIで操作する独自型の受信トレイ整理アプリです。iPhone専用ですが、他アプリとは違う体験を提供します。
メールをカードのように表示し、左スワイプでアーカイブ、右スワイプで保持を行います。本文確認や返信作成もアプリ内で完結します。


📌 Triage は削除ではなくアーカイブ中心です。見た目は片付きますが、メール自体は保存され続けます。
データ処理を端末上で行う点はプライバシー面で強みです。メタデータはE2E暗号化され、iCloud上に安全に保存されます。
競合より機能は少なめですが、短時間で受信トレイを捌きたいユーザーには合います。GmailやiCloudなど主要IMAPサービスにも対応します。
- スワイプ中心で高速に仕分け可能
- アプリ内で閲覧・返信できる
- 端末内処理でプライバシー重視
- 無料版あり(有料機能は任意)
- 削除ではなくアーカイブ中心で容量削減に弱い
- 自動化や一括整理など高度機能は少ない
- 無料版は返信に署名が追加される
- iPhone専用
まとめ
メール管理のコツとして有効なのは、メールクリーナーアプリを使って不要メールの仕分け・削除を効率化することです。本記事の候補はその目的に十分対応しています。あとは、必要な機能、予算、利用デバイスに合わせて最適なものを選び、毎日の受信トレイ作業時間を減らしていきましょう。
FAQ - ベストメールクリーナーアプリ
iPhone向けでおすすめのメールクリーナーアプリは?
すべてのメール整理ツールがiPhone対応というわけではありません。Clean Email、Chuck Email、Shortwave などはiOS対応で、iPhoneのメールボックス整理に使えます。
Android向けでおすすめのメールクリーナーアプリは?
Android向けでは、Clean Email、Shortwave、BlueMail が有力な選択肢です。
Mac向けでおすすめのメールクリーナーアプリは?
Mac対応のメールクリーナーは多く、Clean Email、Canary Mail、BlueMail などが代表的です。